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| これから日本画を始められる方へ |
日本画の受験の現在 |
東京芸術大学の出題傾向に関しては過去10年間ほとんど変化していません。一次試験の鉛筆素描では、石膏像が15年連続で出題され、二次試験の着彩写生では、花・自然物を中心とした静物が多く出題されています。合格の基準は高く倍率は27倍を越える狭き門ですが、他大学や他科と比較し制作の方向性は解りやすく素直な表現を基本として重要視しているということが言えます。
多摩美術大学の出題傾向に関しては、素描力と発想力の両側面の力を試すという点では、この10年間変化ありませんが、東京芸術大学とは異なり個性の強さと表現の工夫や面白さが求められています。合格するには学科成績も重要となります。倍率10倍を超えています。
武蔵野美術大学においては、過去10年をみても出題モチーフに大きな変化がみられます。芸大系の静物写生のスタイルからより絵画的なアレンジが加わり、その後の人物画、静物と人体の一部を構成するイメージ画、詩からのイメージ画等へと大きく展開しています。合格作品に関しても様々な作風が評価されることが武蔵野美術大学の大きな特徴と言えます。また少々独りよがりになっても自分らしさが強く感じられる作風が合格しています。多摩美術大学より学科の比重が高いことも特徴です。倍率は10倍弱です。
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日本画科の指導について |

制作の方向性に偏りなくレベルの高い指導を心がけています。また、初心者からでも無理なく導入出来る個別カリキュラムも特徴の1つです。
- 東京芸大受験を基本とした「鉛筆素描/着彩写生」を中心とした授業内容。
- 私立美大に対しても、近年ますます難解になってきている課題の解読から指導。
- 「技術・感性・理論」とを偏ることなく、各人が理解・実践出来るまで指導。
- 各人の客観性を養いながら個性を歪めることのない指導を心がけています。
- 個人のスキルや状態に応じて個別カリキュラムを作成するなど柔軟に対応。
- 「構図、立体、色彩、技法、制作プロセス」などの様々なゼミを生徒のスキルに合わせて段階的に行います。
- 自然光と集中光によってモチーフが美しく感じられるアトリエ。
- 年に数回行われる芸大系静物着彩コンクールでは一人につきモチーフを1セット用意。
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日本画科で使う道具 |
日本画科の受験では主に以下の画材を使用します。
鉛筆素描 |
着彩写生 |
水張り道具 |
- 鉛筆
(6Bから6H)
- 練り消しゴム
- クロッキー帳
(木炭紙サイズ、
F6サイズ)
- 木炭紙大パネル
- 測り棒
- フィクサチーフ
- ガーゼ
- デスケール
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- 筆
(天然即妙、快、平筆、彩色筆、隈取筆、
狼狸面相など)
- パレット
(2から3枚)
- 透明水彩絵具
(60から90色)
- 不透明水彩絵具
(40から60色)
- P20パネル
- A2パネル
- パケツ
- ぞうきん
- デスケール
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日本画科Q&A |
Q. 日本画と油絵の違いは?
日本画という名称は概念からくるものであり、油絵という名称は技法です。
大学の日本画授業で習う技法は主として“膠絵”です。膠は岩絵具を和紙に接着することに用いますので、油絵とは絵具の接着材に違いがあると言えます。大学進学後、油絵科でのカリキュラム内容は油絵を含め多様化し様々な創作を行っていますが、日本画科ではカリキュラムのほとんどが膠絵による創作です。
しかし、今現在何をもって“日本画”なのかという共通の見解はなく非常に曖昧です。この曖昧さが日本画の現状と言えますが、日本画では素描(デッサン)や写生を今でも非常に重要視している作家が多く、入試においてもやはり基本としての位置づけは変わりありません。
現在の日本画の作品の種類を大まかにあげると具象絵画(風景画/人物画/静物画)と 抽象絵画やオブジェ的スタイル、または江戸以前の古典的なスタイルを取り入れた作品、 漫画、アニメを取り入れた作品等多様化しています。
Q. 大学卒業後の進路は?
大学院進学や作家を目指す者、大学や小・中・高等学校の教員を始め学芸員、各種機関の研究員など、公的な性格の職場に就く者もあります。
また優れた造形感覚や造形能力を生かし様々な企業への就職の可能性も広がっています。 |
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