立美で学んだ事の一つに『客観視する』
というのがある。私は長年バレエを続けてきたが、バレエのレッスン場というものは壁全体が鏡なのである。当然、体型の変化や一人だけ滑稽な動きをしていると、嫌でも目につくのだ。舞台に立つと自分を客観視することが出来なくなる。だから、毎日鏡の前で動きをチェックする。バレエという芸術は客観視がいかに日頃から大切か分かる。デッサンや塑造の場合も客観視することで対象に似せることができる。私はそのことに入試ぎりぎりになってやっと気付くことが出来た気がする。しかし、彫刻にはバレエと違って常にモチーフがいう鏡がある。或いは、逆でもモチーフが自分で作品が科亜ガミなのかもしれない。つまり、いつでも客観視が可能だということである。その客観視の仕方がものの見方であったり、自分の感じ方であったりするのかもしれないが、これからも大学でもっと深く彫刻を学びたい。短い間でしたが、この世界がこんなおもしろいものかを教えてくれた先生方、共に泣き笑いあった友達、好きなことをとことんさせてくれる両親に感謝したい。 |