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関戸 貴美子
 
関戸 貴美子

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン 現役合格

多摩美術大学 グラフィックデザイン 現役合格

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン 現役合格
多摩美術大学 グラフィックデザイン 現役合格
武蔵野美術大学 基礎デザイン 現役合格
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン 現役合格

関戸 貴美子
東京・市立吉祥女子高等学校卒

デザイン・工芸科 夜間部生

『自分で勝手に制約を作らない!』
視デの試験は一番思い出深いものとなった。視デの試験は苦手な3時間制作。ムサビの試験会場には1人1つ机が用意されている。椅子も格好良い。試験官たちがモチーフを配り始めた。パプリカ3つとアルミホイルとフルーツナイフ。パプリカは多摩美のテキで出た上に、アルミホイルは昨日立美で描いたばかり。タイミング良すぎ。周囲を見渡すとみんなパプリカを3ついれている。3つも入れろなんて条件にない。パプリカを3つも入れてホイルやナイフの現象を描き込む時間がない。ホイルの上のパプリカ1つをナイフで切る構図にした。この時点で40分くらい経過していた。今までの試験は全く緊張していなかったのに今さら緊張。見えているはずのパプリカの細かい表情を無視して描いていることに気付き、練りゴムで消して描写し直す。途中で緊張をほぐすための周りの人の絵も見てみる。みんな入れすぎたパプリカとクシャクシャのホイルにてこずっている。少し安心した。終了30分前に絵を離れて見てみる。なんだこの絵は!絵の右側から出てくるナイフは唐突すぎて、パプリカの影はあるのに手の影がない。絵にのめり込みすぎて全体感を忘れていた。もう頭の中は真っ白だった。デッサンは好きだったし、得意だったはずなのに。仕方がない、残りの時間を考えて手前のものはしっかり描こうと思い、パプリカのヘタと手前のホイルの現象を徹底的に描き込んだ。

『3時間平面のジレンマ』
私はいつも家で額に入れて飾ってもカッコイイ作品を作りたいと考えていた。でもそのためにはエスキースに時間をかけて形を洗練させなければならない。しかも私は色から全体感までしっかり決めないと絵に取りかかれなく、制作中に要素を足すこともできなかった。そうすると3時間では少し厳しい。「3時間で出来るものを」と言われたけれど自分の方向性を曲げたくなかった。視デっぽい作品を作るか終わらないかもしれないけれど自分らしい作品を作るかだ。

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