大学に通いながら
私は去年立美を卒業したはずだったが、藝大への捨てきれない思いがあり、もう一度挑戦させてもらうことになった。しかし、そんなに甘いものではなかった。焦りを感じた。これではいけないと思った。夏以降は、まとまった時間がとれないかわりにセンターの勉強を少しずつやり、また美術の本を多く見るようにして自分が美しいと思うものは何なのか探る時間を持った。今考えると直接的に関わらないこういった時間が受験においての自信に繋がっていたと思う。
3度目の正直
一次を受けるのは3度目だ。めいっぱい構図 一次を受けるのは3度目だ。めいっぱい構図にこって描き込んできた。正直今までとは思い入れが違った。自分のすべてを詰め込めた気がした。そして、はじめて1次を通過する事が出来た。
最初で最後の挑戦
初めての二次。課題に対する期待感を胸に電車に乗っている時間はなんだか楽しかった。 初日は立体構成。比較的材料の種類が多く、条件も特徴的な課題だったので楽しく取り組めた。全体としてはいつもの80パーセント位は出せた。建築写生は予報通り雨だった。前日立美で石膏は描いていたので自信はあった。遠近や見応えを意識しながら最後まで描き込み、試験を終えた。石膏室から外へ出ると、雨があがっていた。この3年間の思いを全て作品につめこんで来られた気はしていた。それは良い部分も悪い部分も含めて。不注意で詰めが甘い部分も、しつこい観察と根性も「自分はこんな人です」というアピールは十分に出来たと思う。もちろん悪い部分を出す必要は無いが、どうしても出てしまう部分はある。それでダメならしょうがないと思えるほど、やる気と根性を詰め込めたのが良かったのだと思う。合格に繋がって本当に良かった。 |