私の家は神奈川県相模原市にある。家から立美までおよそ50分。通えない距離ではなかったが、高校は横浜で授業が終わるのが遅いため通うのは難しかった。講習会は立美に通い、後は立美の通信教育で勉強することにした。通信教育のよい点は、自分の好きな時間に作業をすることが出来る点、講評を何度も見直すことが出来る点だ。しかし、そのために私はだらけてしまい、作品が作り終わらず提出できないこともしばしばあった。夜間部生がこなす課題よりはるかに課題数が少なかったにも関わらず、どうしようもなくなっている自分がいた。やる気になったのは、冬期講習に入ってからかもしれない。それからはひたすら頑張った。通信でのハンディはあったものの、私は外部生よりは課題を多くこなしていたことが自信になった。通信教育でできた自分の時間に私はいろんなことをした。彫刻をしたり、油絵を描いたり、CMを作ったり、散歩をしたりした。今思えばすべて無駄じゃなかったし、今の私を創っている重要な要素だ。課題数が少ないというハンディはあったものの、課題をこなすだけでは学べないことを学べたことで、それをカバーできたのではないだろうか。とにかく、通信教育を続けててよかった、と思う限りだ。