「感動させることを第一とする」を指導理念に掲げて、その特別企画として、立美祭と講演会が恒例となっている。ちなみに立美祭案内文はこうだ。
バクハツ !! アート魂 !!
9月。立美は、あやしくはげしく燃えてます。
10日余日をかけて制作された作品が感動させてくれます。A部門立体作品・B部門着彩大作・C部門デッサン大作と各自選択し、日頃の勉強からドーンとスケールを拡大して大作に表現力をぶっつけます。そのエネルギーあふれる作品群を全校舎に展示、一般公開します。参加者の人気投票で賞が決められ、バババーンとビッグ賞品が授与されるなんとも楽しいお祭りです。
この制作期間からは、受験勉強の枠をはるかに越えたスケールの大きい作品が生み出される。今日、アート界でリーダー的な立場で活躍する卒業生が多いことも、この行事が大きなきっかけとなっていると思われる。それは、彼らの話の中に、立美祭で発憤した思い出が必ず出てくることからもうかがい知れる。美大受験校でありながら、入試内容から全くかけ離れた課題を思う存分制作する、思いきった企画。しかしこれが目的の受験勉強への主体性を強く育て、成果をあげるものと意図している。例えばその成果の表われとして、東京芸大の先端芸術への受験内容である作品ファイルに立美祭の作品を用いることで合格を果した例が毎年数多くあることもあげることができる。
講演会
「若い時にビッグな人に出会え」をスローガンとして、年に数回行う講演会も大きな刺激となっている。6月・8月・9月などに企画予定。ちなみに今までの講演者はこんな方々にお願いした。赤塚不二夫氏(漫画家)、山田勇男氏 (映画監督)、原将人氏(映画監督)、高橋睦郎氏(詩人)、村上隆氏(アーティスト)、黒坂圭太氏(映像作家)、歌川恵子氏(映画監督)、正津勉氏(詩人)、吉増剛造氏(詩人)、SABU氏(映画監督)、坪田義史氏(映画監督)、中山ダイスケ氏(アーティスト)、中村哲也氏(アーティスト)、須田悦弘氏(アーティスト)、玉井夕海氏(女優)、菊地敦己氏(グラフィックデザイナー)、都築潤氏(イラストレーター)の各氏である。中でも都築潤氏は18年間、村上隆氏は9年間、玉井夕海氏は8年間、それぞれ立美の講師として勤務。また坪田義史氏は映像メディア科の卒業生。中山ダイスケ氏と中村哲也氏は立美生であり講師でもあった。
このような出会いで、さらに夢が大きく、勉学へのエネルギーの源となってアート魂を鼓舞している。感動させることを第一とする教育理念の実証である。
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